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『古季語と遊ぶ』宇多喜代子著、角川選書

俳句の本の割には一気に読めてしまう本でした。帯にあるとおり「木流し」「着茣蓙」「砂糖水」「荻の声」「薬降る」「飯笊」などなど帰依かっている季題を関西での俳人有志による「あ句会」にて詠まれた記録です。
皆さん手練ですが、実物をなるべく見るべく、持ち込んだりとか努力もしています。
こういう作り方をしないと行けないですね。
すごく楽しそう。こんな言葉、季題があったなんて素敵です。我々ももっと俳句会活動をしないといけないといけないと感じました。
ただ、「あ句会」を行っているのは主に昭和一桁生れの戦中派世代。
現在の我々はどうすべきなのでしょうか。
この本で取り上げられている季題には3種類あると思います。
(1)完全な古季題
これは滅んでいる季題。この俳句会でも苦しんでいるような俳句季題は我々は想像で作るしかない。ただし選句も想像なので、大変ですが、空想する訓練にはなります。
(2)生活がかわってしまった季題
「蚊帳」とか「からすみ」ですね。大きい歳時記にしか取り上げられていない季題も結構あります(この本に出てくるのはほとんど)。
(3)これからなくなりそうな季題
「芋の露」とかが取り上げられていますが、「若い俳人は芋の露を知らない。芋に興味がない」と言う記述もありました。
そういう今身近にある季題を大切に読み込んでいくのが必要です。
【2007/10/31 21:24】 俳句 |
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