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〈渋谷川〉
今日は二つの雑誌のイベントが重なりましたが、今日で最後の方の送別会があるので、こちらに義理立て。
あちらは我らの仲間が多数参加しているので、私が変に参加してかき回さない方がよろしいでしょう。
両側を高いコンクリートで固められた渋谷川も水温み、木の芽が出、さえずりが聞こえています。7句出句の俳句会です。
●選句稿より
・たんぽぽの径を繋いでゐる渡舟
→季題は「たんぽぽ」。川に架かる渡し舟でしょう。景色が良く浮かびます。まだタンポポの季節で、そんなに蘆などが生えていないシーズン。
長閑な感じがしますし、「たんぽぽの径」と言う表現で自ずから川幅なども見えてくると思います。
江戸川の渡しなんかよりもっと狭いところの渡しだと思います。
・さきがけて野に一輪のたんぽぽ黄
→これは上五の表現が秀逸です。広い野にタンポポがぽつんと咲いていた。
それを本格的に野に春が来た様に感じたわけです。光景もよく分かります。巧みな俳句です。
・水温む母久方の厨事
→季題は「水温む」。今日の句会でも議題になりましたが、「水温む」と言う季題の本意は
「水を見ていたら温んできたように感じる」ものであり、直接手触りの水が温かいというのとは違うと思います。
よって、この句も家の裏側の川の流れなどを見ていたら、厨から音がした。
冬篭りの間は(体も不自由なのかもしれません)台所に立っていなかった老齢の母が自ら調理を始めた。
と捉えるべきでしょう。それはそれで趣があると思います。
〈送別会〉
句会は不振でしたが、仙台地方へ帰るSさんの送別会へ。
こんな明るい時間からビール飲むとは幸せです。
みなの送別の句が読まれたり、俳号に因んだ唱歌を皆で合唱したりと楽しく過ごしました。
●陸奥の水の一気に温み出す
【2008/03/16 17:06】 俳句 |
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